■目次■
アプリのマーケティングを始めようと思って本やインターネットでの情報を見ると、専門用語だらけ……なんて経験はありませんか?
実はマーケティング業界にはとてもたくさんの専門用語が存在しているのです。
もちろんアプリのマーケティングに関しても例外ではありません。
そこで、特にアプリのマーケティングをする際によく使われる用語をピックアップ。
ここでご紹介した用語を理解しておけば、初心者でもアプリのマーケティングについて学べるようになります。
作ったアプリをこれから伸ばしていきたい人、これからアプリを作っていきたい人など、基礎的なことから学びたい方はぜひここで習得していってください。
ではさっそく、アプリのマーケティングによく使われている用語についてご紹介していきます。
ABテストとは、ユーザーの反応を確認したいときに使う手法のこと。
例えばあるページのデザインを2種類で迷っている場合、当該デザイン以外すべての条件を同じにした2つのページを用意して配信します。
そうすることで、どちらのデザインに対してユーザーが良い反応を示すのかを見ることができるのです。
ボタンの大きさやビジュアルデザインなど、様々な検証に使えるので覚えておくと良いでしょう。
ASOとは、App Store Optimizationの略。つまりアプリストア最適化のことを指します。
アプリストアとはApp StoreやGoogle Playのこと。
ストアの検索順位を上げるための施策や、アプリ詳細ページの改善などを行います。
CPCとは、Cost Per Clickの略。つまりクリック単価のことです。
1クリックあたりの広告費のことを指します。
「広告費÷広告がクリックされた数」という計算式で求めることができます。
CPIとは、Cost Per Installの略。日本語でいえばアプリのインストール単価です。
「かかった費用÷インストール数」で求めることができます。
CPA(Cost Per Acquisition)と意味はほとんど同じですが、CPIはアプリのインストールに特化した指標であるといえます。
CVとはコンバージョンのこと。CVRはコンバージョン率を指します。
コンバージョンとは「成果」という意味で、具体的なCVは状況によって変化します。
アプリのマーケティングで使われる場合はアプリのインストールをCVとして設定することが多いでしょう。
DAUはDaily Active Usersの略。
AUと略されているアクティブユーザーとは、ある期間にアプリを利用したユーザーのことを指します。
つまりDAUとは1日にアプリを利用したユーザーのことです。
他にMAU(月間アクティブユーザー)、WAU(週間アクティブユーザー)という指標も存在します。
impはインプレッションと読み、広告が表示された回数のことを表します。
主にアプリ内広告について効果を調べたい時に使用することが多い用語です。
KPIとはKey Performance Indicatorの略で、日本語で重要業績評価指標と表されます。
アプリのマーケティングだけでなくビジネスの中でよく使われる用語です。
KGIと似ていますが、KGIは最終的な目標。その中間地点を計るのがKPIです。
例えば売上額をKGIとするのであれば、KPIはアプリのインストール数や広告の再生回数などが設定できるでしょう。
LTVとはLife Time Valueの略で、日本語では顧客生涯価値と訳されています。
アプリでいうと、アプリをインストールしてくれたユーザーがそのアプリにどれだけお金を使ってくれるかということを指すものです。
計算をするときは「アプリのDAU×TAD(※)」で算出することができます。
(※)TADとは
Total Active Days per userの略で、ユーザーあたりの合計アクティブ数を指します。
もっと簡単に言うと、1人のユーザーが平均何日アプリを起動してくれるかという指標です。
TADを求めたい時は「1 + 1DayRetension + 2DayRetension + 3DayRetension + ・・・」で計算することができます。
ROASとはReturn On Advertising Spendの略。
「売上÷広告費用×100」で求められるもので、広告費の回収率、つまり広告費に対してどれだけ売上を得られたかがわかる指標です。
ROASが100%を超えれば、売上が広告費を上回ったこととなります。
アドネットワークとは、複数の広告媒体に向けて広告をまとめて配信する仕組みのこと。
もっと細かく言うと、複数の媒体(ブログやアプリなど)を集めて広告配信ができるネットワークを作り、様々な広告主から依頼された広告をまとめて配信することができるというものです。
私たちが制作を続けているハイパーカジュアルゲームはこのアドネットワークに集客と収益の両方を委ねています。
デベロッパーとはアプリの開発者さんのこと。
企業も個人も関係なくデベロッパーと称します。
直訳すると出版社などといった意味ですが、アプリ界でいうパブリッシャーはアプリをリリースしている会社や個人のことを指します。
特にハイパーカジュアルゲーム業界ではパブリッシング事業を行っているパブリッシャーにアプリのリリースを代行してもらうことが多くあるため、よく使われる言葉です。
ハイパーカジュアルゲームにおけるパブリッシング事業とは、ハイパーカジュアルゲームの開発者(デベロッパー)に向けて広告費やマーケティングのノウハウなどを提供するもの。
その事業を行っているのがパブリッシャーということになります。
ペルソナとは想定するユーザー像のこと。
名前や年齢、仕事や趣味、性格などできるだけ具体的に設定します。
似たような概念なので「ターゲット」と間違えられることもありますが、ターゲットはもっと抽象的なもの。
20代/30代といった年齢や、女性/男性といった性別などざっくりとしたセグメントを設定します。
まずリテンションとは継続といった意味の言葉。
そこから、リテンションレートとは継続率を指す指標となります。
新規ユーザーがアプリを利用し、その後一定期間の間で再度アプリを利用した割合をはかります。
計算をする際は「継続顧客数÷新規顧客数」で求めることができます。
アプリのマーケティングをする際に使用される用語をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
聞いたことのある言葉もあったかと思いますが、ここできちんと意味をおさらいしておくと今後役に立つはずです。
よく使われる用語を知っておくと、アプリのマーケティングに対して理解がいっきに進みます。
このほかにも用語が出てくることがあるかもしれませんが、都度調べながら進めていくことがおすすめです。
アプリのマーケティングについてもっと詳しく知りたい方はぜひ以下記事もご覧ください。