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こんにちは、ハイパーカジュアルゲーム大学ライターのこまこです。
今回はハイパーカジュアルゲームの”広告”についてご紹介していきます。
ハイパーカジュアルゲームの業界で広告というと集客とマネタイズの2面がありますが、今回は集客の面でいう広告について。
・ハイパーカジュアルゲームの広告について知りたい
・ゲームはできたけどユーザーが集まらない
・広告のCPIについて学びたい
・ハイカジュは作りたいけど広告は誰かに任せたい
といった人はぜひ当記事を読んでみてください。
ITIに蓄積されているノウハウもポロっと流出しちゃうかも……?
広告を流すときに1番重要なのが、「CPIを下げる」ということ。
CPIとは1インストールあたりのコストのことを指します。
つまりユーザー1人にダウンロードしてもらうためにいくら使ったかという指標のことです。
CPIが下がれば下がるほど、ハイパーカジュアルゲームの収益は出やすい状態に。
CPIがすべてというわけではないのですが、広告の効果をはかりたい時はまずCPIをチェックするようにしましょう。
これ言っちゃっていいのかわからないんですけど(笑)、プロトタイプのアプリでCPIの目安は40cent以下。
40centをこえてしまったタイトルに関しては、テストの時点で開発終了することもあります。
改善の余地があるものに関しては手を施すこともありますが、こうして潔く取捨選択することがヒットアプリを生み出すヒントなのです。
プロトタイプ時の広告はかなり簡易的なもので良いのですが、正式にスケールさせていく場合は広告の質を上げていく必要があります。
しっかりとユーザーに刺さる広告を作成していかなければならないのです。
そこで重要なのがポイントを押さえること。
では、いったいどのようなポイントを押さえておけばいいのでしょうか。
ここからは実際に広告を成功させる、つまりCPIを下げるためのポイントをご紹介していきます。
これから広告を配信する方や、今までの広告を見直したい方必見です!
広告を作る上で最も大切なことの1つが”分かりやすさ“です。
ここでいう分かりやすさは「ゲームの目的」「障害物」「ユーザーへのフィードバック」など様々な事柄に対してのもの。
ハイパーカジュアルゲームの内容すべてを分かりやすく広告に入れなくてはなりません。
まずはゲームの目的について。
数秒の広告で、そのゲームは何をすればクリアとなるのかをはっきり分かってもらう必要があります。
キャラクターをゴールまで運ぶことなのか、敵を全滅させることなのか、料理を完成させることなのか……
ここが分からないとユーザーの興味を引くことができないので、しっかりと見せ方を考えましょう。
また、障害物やユーザーへのフィードバックについても分かりやすく表現することが必要です。
ゲームクリアまでにどんな障害物が待っているのかという部分は、ユーザーのワクワクする気持ちをかきたてることができます。
そしてその障害物を排除するためにリスクを負うとどんなフィードバックがもらえるのかを知っておくことで、インストールするメリットを感じることができるのです。
すべてを分かりやすく表現するのは難しいことかもしれませんが、ユーザー目線で考えると当然のこと。
しっかりと意識してみてください。
ユーザーにもどかしさを感じさせるのもハイパーカジュアルゲームの広告でよく使われる手法です。
例えばぱっと見クリアできそうなパズルについて、わざと下手なプレイを広告で見せます。
そうするとユーザーは「私ならもっとうまくできるのに……」ともどかしい気持ちになり、そのもどかしさを晴らすべくゲームアプリをダウンロードするのです。
また、優秀なプレイを見せつけるパターンの広告も。
素晴らしいプレイをユーザーに見せることによって、そのゲームの難しさやクリア時の快感を味わわせることができます。
難しいゲームやステージをクリアすることで自分の優位性をはかりたいユーザーにとっては、魅力的に写ることでしょう。
どちらのパターンが合うかはゲーム次第。
はたまたどちらのパターンでもなく、新しいパターンの広告がハマるのかもしれません。
広告に関しても試行錯誤を継続することが必要なのです。
そうした広告によるプロモーションは、マーケティングに精通した人でさえ苦戦してしまうことも。
数字を見たりユーザーの反応を見たりするのが苦手な人にとっては、かなり難しい作業となってしまいます。
ハイパーカジュアルゲームを作るのは得意なのに、大好きなのに、広告の部分でつまづいてしまう……。
そんな人におすすめしたいのがパブリッシング事業というものです。
パブリッシング事業を簡単に言うと、ハイパーカジュアルゲームの広告周りやサポートを請け負いますよ!というもの。
ヒットの可能性があるハイパーカジュアルゲームについては、莫大な広告費をかけてユーザーを獲得することとなります。
その広告費もパブリッシャーが負担することとなるので、個人の方やコストがかけられない法人にはできないような、かなり大きな市場規模でのマーケティングを行うことができるのです。
広告のことだけでなく、ハイパーカジュアルゲームをヒットさせるためのノウハウも手に入れることができる、まさに救世主のような事業といえます。
ハイパーカジュアルゲームというジャンルでは、広告がとても重要なポイントとなります。
ゲーム自体がいくら面白くても、広告で伝わらなければヒットは見込めないのです。
いままであまり広告を重要視していなかった方や、これからハイパーカジュアルゲームを制作する方は、ぜひ広告の部分にもしっかり向き合ってみてください。