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こんにちは、ハイパーカジュアルゲーム大学ライターのミヤ~ルです。
今回は、Voodooさんの「Bucket Crusher(バケットクラッシャー)」のレビューをしていきます。
この記事を書いている時点(6/21)で、USのゲームランキングで1位になっているBucket Crusher。
どんな内容になっているのか、早速見ていきましょう。
Bucket Crusher(バケットクラッシャー)とは、建築資材などを破砕するために使われる機械の事。
ゲームでは、多関節アームのバケットクラッシャーを操作して、オブジェクトを削っていきます。
破砕したブロック片はお金に変えられ、その資金で、燃料の補給やバケットクラッシャーの性能を強化することができます。
それではBucket Crusherを詳細にレビューしていきます。
【評価:★★★★★】
片手でできる簡単な操作と分かりやすいルール。
反射神経や謎解きは必要ないので、気軽に楽しめます。
【評価:★★★★☆】
画面をタップしながら指を動かすと、それに沿ってバケットクラッシャーの刃がオブジェクトを削り、破砕したブロック片がベルトコンベアで運ばれ、お金に変わります。
とても分かりやすい内容になっていますね。
【評価:★★★★☆】
レベルが変わるとオブジェクトの形も変わり、どのようにすれば、効率的にオブジェクトを削り、ブロック片を大量に運搬できるかの攻略法にも変化が。
また、このゲームのレベルデザインは、最初のステージから一度でクリアできないような作りになっていて、ゲームオーバーになって初めて、プレイヤーはアームなどの性能を強化するといった要素を意識することになります。
これにより、「自分の強化→ステージクリア」といったゲームサイクルを、自然と理解できるような作りになっているのが、このBucket Crusherです。
ここの部分の難易度が、人によっては簡単にレベルクリアとはならず、時間切れ→性能強化→時間切れ→性能強化を何回か繰り返すゲームプレイになってしまい、もどかしさを感じてしまうかもしれません。
その部分を、「性能強化で破砕できる範囲が広がっていく面白さ」と捉えられれば、物理的にアームが届かず燃料切れになるのを待つだけという場面も面白く遊べるでしょう。
【評価:★★★★★】
これまで、何かを大量に収穫してレベルアップしていくメカニクスのハイパーカジュアルゲームはありましたが、そこに多関節アームの動きの面白さをプラスして、新しさと気持ち良さが表現できているのではないでしょうか。
USのランキングの上位に長くランクインしている事からも、それが見て取れます。
【評価:★★★★☆】
多関節アームを動かす際は、必ずしもバケットクラッシャーの上で指を動かす必要はありません。
バケットクラッシャーから離れた場所で、操作が可能です。
これにより、オブジェクトを削る様子や多関節アームの動く様子がよく分かります。
【評価:★★★★☆】
バケットクラッシャーで破砕したブロック片の動きは、物理演算で計算されています。
刃の先端に当たって弾けたり、傾斜の角度によって大量のブロック片が流れる動きの気持ち良さは、時間無制限でひたすら削っていたいという気持ちになりました。
【評価:★★★★☆】
簡単な操作とバケットクラッシャーの性能を強化し、ブロックをどんどん破砕していく内容なので、反射神経系やパズル系が苦手な人にもウケると思いますが、前述した、「性能強化しつつレベルクリアまで何度もやり直さないといけない」という部分が、人を選んでしまうかもしれません。
【評価:★★★★☆】
Bucket Crusherの総合評価は、★4です。
オブジェクトを削り、細かくなったブロック片が物理演算で動く様子は、ハイパーカジュアルゲームにおける気持ち良さを表現できているのではないでしょうか。
また、これまでに多くあったような、簡単にレベルクリアできる内容ではなく、性能強化をしながら同じ面を何度か繰り返すレベルデザインになっているので、それを「性能アップで破砕範囲を拡げていく面白さ」と捉えられる方は、★5になるでしょう。