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こんにちは、ライターのこまこです。
今回はアプリ開発を副業にすることについて書いていきたいと思います。
この記事は以下に当てはまる方を対象としています。
・未経験だけどアプリ開発に興味がある人
・アプリを作ったことがあり、そのスキルを収入にしたい人
・何でもいいからお金になる副業が知りたい人
まず結論から申し上げると、「アプリ開発を副業にすることは可能」です。
アプリを開発したことがない人でも、開発ジャンルや使うツールによっては簡単にアプリを作ることができます。
ではここからは実際にアプリ開発で副業を始めることについて、詳しくご紹介していきましょう!
まずはアプリ開発に必要なものをそろえましょう。
とはいっても、必要なのはたったの2つだけ!
アプリ開発にはパソコンが必須アイテム。
併せて動作をチェックするためにスマホがあると便利です。
ここで注意したいのが、WindowsのパソコンではiPhone向けのアプリは開発できないという点。
厳密にいうとゲームを作ること自体はできるのですが、リリースの際にXcodeというMac向けのツールを使う必要があるのです。
そのため、iPhone向けのアプリを作成したいと考えているのであればMac製のパソコンを用意しておきましょう。
Android向けのアプリはWindowsでもMacでも開発可能です。
アプリをリリースするには、ストアのライセンスが必要となります。
iOSアプリであればApple Developer Programへの登録が必要です。
こちらは年間12,980円(税込)。
1年でまあまあな額かかるので、ライセンス契約はリリース直前でもいいかと思います。
AndroidアプリであればGoogle Playにてライセンスを登録します。
Google Playはデベロッパーツールへの登録料として$25が必要。
こちらはiOSと違って年単位での契約ではなく、1度登録してしまえばずっと使うことができます。
必要なものがわかったところで、次はマネタイズを考えてみましょう。
アプリ開発で収入を得るにはどんな方法があるのでしょうか。
ここでは4つの主な方法をご紹介します。
まずはアプリ開発の仕事を受注する方法です。
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスで調べると、アプリ開発にまつわる仕事が発注されているのを確認できます。
その中から条件などを見て、自分に合った案件を受注して開発を進めていきましょう。
クラウドソーシングサービスの良いところは、確実に収入を得ることができるということ。
自分でアプリをリリースすると、アプリがダウンロードされない限りは収入が入ってきません。
その点案件の受注であれば、納品すれば約束通りの報酬をいただけるので安定はしているかと思います。
一方デメリットは自由に作れない点や、納期が決められてしまう点。
クライアントの言うとおりに開発を進めなければならないので、自分で自由にアプリを作れるわけではありません。
また、決められた納期を守る必要があるため、場合によっては副業に追われてしまう可能性もあります。
お次は有料アプリを開発する方法です。
アプリ自体に価格を設定し、ダウンロードしてもらう際にお金を払ってもらいます。
有料アプリを販売するメリットは、ダウンロード時点で収入が確定するという部分。
ダウンロード時に課金されるので、ユーザーがその後使わなくとも問題ありません。
だからといって質の悪いアプリを作っていいという話ではありませんが、離脱を考えなくていいのはメリットかなと思います。
デメリットはかなり質の良いアプリを作らなければならないこと。
ユーザーはアプリ購入にお金を払うわけなので、そう気軽にはダウンロードしてもらえません。
お金を払う価値があると思ってもらう必要があるので、無料アプリのダウンロードよりもかなりハードルが上がります。
アプリ開発に慣れている人は挑戦してみてもいいかもしれませんが、初心者からすると少し厳しいかもしれません。
次に紹介するのはアプリ内課金で収入を得る方法。
アプリのダウンロード自体は無料にしておき、機能拡張などに課金制度を設ける方法です。
ツール系であればより便利な使い方を用意したり、ゲーム系アプリならゲーム内コインの購入やエクストラステージへの挑戦に課金を設けたりすることが多いかと思います。
アプリ内課金のメリットはユーザーに負担をかけず課金を促せる点。
アプリのダウンロード自体は無料なのでハードルが低く、そのアプリを気に入ってくれたユーザーのみが課金する方式となるので、心理的負担は少ないといえます。
アプリの内容が良ければ良いほどファンがつき、課金してくれるのは嬉しいですよね。
デメリットは収入を得るまでに時間がかかること。
ユーザーがアプリをダウンロードしてから、アプリの良さを感じて課金するまでには時間を要する場合があります。
また、課金せず無料で利用するユーザーも多いので、収入につながるアクションを促すのが難しいというデメリットも。
課金の仕組みを作るのにも開発コストが発生します。
最後に紹介するのはアプリ内に広告を設置し、そこから収益を得る方法です。
バナーや動画などあらゆる方法で広告を設置しておくことで、ユーザーが再生またはクリックをすると収益が発生します。
アプリ内広告のメリットは課金のハードルがほとんどないこと。
ユーザーが広告を再生またはクリックすることで、デベロッパーに収益が入ります。
ユーザーは実際にお金を払ったわけじゃないので、課金意識なく収益を確保することができるのです。
デメリットは広告によってアプリの利便性が損なわれること。
広告を設置すればするほど収益は期待できますが、その分アプリの使い勝手が悪くなることで離脱に繋がります。
そこのバランスを間違えると収益化が難しくなってしまうのです。
アプリの収益化については理解いただけましたでしょうか。
なんとなくイメージがつかめたところで、次は実際にアプリ開発のフェーズに入っていきます。
ここからは自分のアプリを開発するための方法をご紹介します。
クラウドソーシングなどでの副業を考えている場合、以下の部分はクライアントから指定されるはずなので読み飛ばしていただいて結構です。
まずは開発するアプリのジャンルに目を向けてみましょう。
アプリと一言でいっても、ジャンルは様々。
ツール系アプリを開発するのか、ゲーム系アプリを開発するのかでもこれからやるべきことは大きく変わっていきます。
自分がどんなアプリを開発していきたいのか、ユーザーはどんなアプリを求めているのかをしっかり考えておきましょう。
筆者おすすめのジャンルは後述していきます。
どんなアプリを作りたいかイメージ出来たら、お次は開発ツールです。
アプリ開発に使用するツールはたくさん存在しており、開発するアプリや使いやすさによって選択することができます。
それぞれのツールに特徴があるので、ぜひ自分の開発したいアプリによって選んでみてください。
開発ツールに関してはこちらの記事も参考にしていただければと思います。
開発ツールについてなんとなくつかめたら、今度は必要な言語を学ぶというフェーズに入ります。
もともとプログラミング言語を習得されている方はすっ飛ばしちゃって大丈夫です。
開発ツールにはそれぞれ使える言語が限られています。
例えば人気の高いUnityで採用されているのはC#というものです。
言語を学ぶのが億劫…なんて方も大丈夫。
プログラミングの知識がなくても直感的にアプリを開発できる「Yappli」や「GameSalad」などのツールも出てきています。
言語の勉強よりもまず作ってみたい!という方はぜひチェックしてみてください。
さて、アプリ開発を副業にする準備が少しずつ整ってきたのではないでしょうか。
そこでここからは開発するアプリに悩んでいる方へ、おすすめのアプリジャンルをご紹介します。
まず1つ目のおすすめがツール系アプリ。
具体例を出すとスケジュール系アプリや○○管理アプリ、○○計算アプリといった生活を少し便利にしてくれるアプリのことを指します。
ツール系アプリをおすすめする理由は有料アプリとして販売しやすいから。
他にはないアプリを作ることができれば、有料でも欲しがる人が出てきてくれます。
ゲームアプリだとかなり面白さを伝えることができなければ購入に繋がらないので、有料アプリを制作するのはかなり大変なんです……。
有料アプリを開発したいと思っている方は、ぜひ生活を豊かにするツールについてアイディアを考えてみてください。
ゲーム系アプリの中でおすすめなのが、ハイパーカジュアルゲームというジャンル。
ハイパーカジュアルゲームについて知らない方はぜひこちらの記事をご覧ください。
→徹底解説!”ハイパーカジュアルゲーム”とは一体?稼げるって噂は本当?
ハイパーカジュアルゲームをおすすめする理由は2つ。
まず1つが簡単に開発できるという点です。
ハイパーカジュアルゲームはデザインやゲーム性をかなり簡易化して作るものなので、高度な技術がなくても開発することができます。
初めてゲームアプリを制作するという方には特におすすめといえるでしょう。
もう1つが、収益化をプロに丸投げできるという点。
ハイパーカジュアルゲームにはパブリッシングという仕組みが用意されており、パブリッシャーに相談することで収益化についてを任せることができるんです。
ハイパーカジュアルゲームは広告を配信してユーザーを集めるのですが、その広告費用をパブリッシャーが負担してくれます。
ハイパーカジュアルゲームをヒットさせるノウハウを知っているプロたちが広告を運用してくれるので、収益化について深く考える必要はありません。
デベロッパーはただ面白いハイパーカジュアルゲームを開発することに没頭していいのです。
ここまでアプリ開発を副業にする方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ジャンルによってはかなり簡単に開発することができるので、副業初心者さんにもおすすめできるかなと思います。
また、副業となれば興味があるものをお金にしたいと思う人が多いはず。
ゲームが好きという方には、ゲームアプリ開発という仕事はとても向いていると思います。
だってゲームをプレイしながら、「これがもう少しこうだったらな……」なんて思うことを実際に形にして見れるのだから。
こんなに楽しいことはありません。
どんなジャンルにせよ、アプリ開発を副業にすることは可能です。
ぜひそのやってみたいという気持ちを形にしてみてください。