■目次■
こんにちは、ハイパーカジュアルゲーム大学ライターのミヤ~ルです。
今回は、Voodooさんの「Balls go High」のレビューをしていきます。
Voodooさんからリリースされるハイパーカジュアルゲームは、過去のヒットタイトルからうまくゲームメカニクスを転用し、新しいゲームに仕上がっていることが多いですよね。
今回の「Balls go High」も、そんな複数のゲームからゲームメカニクスが取り入れられているタイトルになっています。
それらは、一体どのように転用されているのでしょうか。
話題の「Balls go High」、早速見ていきましょう。
ボールを操り、手前から奥へと続くウネウネとしたスロープ状のコースを、ゴール目指して進んでいきます。
助走をつけ、上り坂でタイミング良くジャンプすることで、ボールを高く遠くへ飛ばすことが可能です。
落下のタイミングもコントロールできるので、助走→ジャンプ→落下→助走…とスロープの傾斜に合わせてタイミングをシンクロできれば、高得点&爽快感を得られます。
それではBalls go Highを詳細にレビューしていきます。
【評価:★★★★★】
ゲームの操作に必要なのは、指1本。
1ステージの長さも短過ぎず長過ぎずでちょうど良く、ちょっとした時にサクッと遊べます。
【評価:★★★★☆】
スタートしてすぐに「+25」のパネルがあるので、それを破ることで自機のボールが増えます。
その逆の「-100」などのパネルもあり、ボールの数がそれより少ない状態で破ってしまうと、ゲームオーバーです。
これをするとどうなるのかが、直感的にわかります。
また、落下をコントロールする部分は、ちょっと慣れが必要かもしれません。
次のジャンプへの助走をつけるため、そして、パワーアップのパネルを破壊してボールの数を増やしていくために、自然落下に任せず、意図的にボールを落下させる必要があります。
最初に遊んだ時点では、落下するボールの影がスロープに映っていなく、高度が分かりづらい部分がありました。
最近のアップデートでボールに影が付くようになったので、この辺りの懸念はある程度払拭されたかなと思います。
【評価:★★★★★】
ただボールを高く遠くへ飛ばすだけではなく、うまくコントロールして数字パネルを破壊し、高得点を狙っていけるレベルデザインになっていると思います。
この「計算式が書いてある数字パネル」のメカニクスはハイパーカジュアルゲームでは「Bounce and collect」辺りから登場したものです。
現在では他のタイトルでも見かけるおなじみの仕組みとなっていますね。
また、ゴールした後ダッシュパネルを通過すれば、ボールはさらに遠くへ飛んでいき高得点を狙えます。
ゴールラインを越えた後どこにボールを着地させたらいいのか、最後までゲームを楽しめるのではないでしょうか。
【評価:★★★★★】
このBalls go Highは、複数のハイパーカジュアルゲームのゲームメカニクスが取り入れられています。
ボールを高く遠くへ飛ばす部分は、「Dune」から。
3D視点にしてくねったスロープを進んでいく部分は、「Bikes Hill」から。
そして、数字パネルを通ったボールが増減するのは、「Bounce and collect」から。
これらのゲームメカニクスが上手く組み合わさり、新しいゲームへと昇華したのではないでしょうか。
【評価:★★★★★】
どうすればボールが増えるか、減るのか。
これが分かりやすく提示されています。
特に、ゲームを始めてすぐに「+25」のパネルがあるので、「何をすると何がおきるのか」というフィードバックが、最初の段階でユーザーに示されています。
【評価:★★★★☆】
ボールが高く遠く飛ぶ様子は爽快感があり中毒性に繋がっていると思います。
Duneも、2Dながらボールが高く遠くへ飛んでいく爽快感がありましたが、一定の高さ以上から落下して斜面に激突するとゲームオーバーになってしまうので、Balls go Highでは、その辺りがうまく解消できているかなと思います。
【評価:★★★★☆】
シンプルな操作、カラフルな見た目、ボールが高く遠くへ飛んだ時の爽快感など、誰にでもウケる要素が詰まっていると思います。
1点だけ注文をつけるとするなら、次の助走に備えてボールを落下させるタイミングの部分。
この感覚がつかめないと、乗っていたボールのスピードが落ちてしまうので、このタイミングをつかめればより楽しめると思います。
【評価:★★★★☆】
Balls go Highの総合評価は★4です。
Dune、Bikes Hill、Bounce And Correctのゲームメカニクスを取り入れ、そこに新しい要素を追加することで、それぞれのゲームを掛け算した内容になっていると感じました。
ゴールした後、更に高得点が狙えるデザインも面白いですね。
ぜひ、遊んでみてください。