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こんにちは、ハイパーカジュアルゲーム大学ライターのこまこです。
今回はCrazy LabsさんからリリースされたI Can Paint(アイキャンペイント)というゲームをレビューしていきます。
パッと見た感じは、イラストレーターの人や絵を描くのが好きな人向けのゲームに見えます。
しかしハイパーカジュアルゲームは万人に受けることがポイント。
たくさんの人から遊んでもらえるようなゲームなのかが今回の注目ポイントとなりそうです。
ではさっそく、遊び方の紹介をしたあと、レビューに入っていきたいと思います。
I Can Paintの目的は素敵な絵を描くこと。
描くといっても自由に絵を描けばいいわけではなく、絵の具が入ったバケツをスワイプし、振り子のように動かして絵を完成させます。
スワイプする角度や強さによってバケツの動きが変わるため、描くたびに様々なアートが生まれるのです。
では、I Can Paintのレビューに入っていきたいと思います。
【★★★★★】
バケツをスワイプするだけでプレイできる、とても手軽なゲームでした。
バケツが動く回数が決められており、たくさん動かす場合はそれなりに時間がかかりますが、その場合スキップボタンを押して完成を早めることもできます。
【★★★★★】
チュートリアルのようなものは何もなくいきなり始まるのですが、戸惑うことなくプレイすることができました。
複雑なゲーム性はなく、とにかくバケツを動かして絵を描くだけなので、分かりやすさについては問題ないと思います。
【★★★☆☆】
難しい事は何もありません。
依頼人にキャンバスと絵の具の色を指定されることはありますが、それを間違えなければどんな絵を描こうとプレイヤーの自由。
難しいなと思えるタイミングは1度もなく、それが私には少し物足りませんでした。
自由に絵を描けるのは楽しいのですが、何かエンターテイメント性が欲しいなと思います。
【★★★★☆】
ペイント系のアプリはたくさんある中、ループした絵を描くアプリは見たことがなかったので、その点は新しさとして評価できると思います。
絵のセンスがなくても芸術的なアートを描くことができるので、良いアイディアだなと感じました。
【★★★☆☆】
I Can Paintで得られる最大のフィードバックは、出来上がった作品を見られること。
自分が適当にスワイプしたバケツが、こんなに素敵な絵になるのか……と嬉しさを感じられます。
そうしたアートを楽しめる人なら長く楽しめるのかもしれませんが、そうでない人にはフィードバックが少なく、飽きが来てしまうのではないかと。
かくいう私もアートにあまり興味がないので、数回プレイした時点で飽きてしまいました……。
【★★★☆☆】
このアプリで中毒性というと、もっとよい作品を作りたいという衝動が1番かなと。
ただそれにしてはバリエーションに欠けてしまう気がして……。
もちろんバケツを動かす強さや角度を変えることで、違った作品を作ることは可能です。
しかしそうはいってもバケツから絵の具が出てくるという根本的な部分は変わらないので、そう差のある作品を作ることが難しいんです。
また、中毒性でいえば絵の具の種類を増やしていくことも中毒性を高める要素の1つ。
これはプレイを進めていくことで新しい色をアンロックすることが可能です。
絵の具を入れるバケツはゲーム内コインで買うことができ、こちらはコレクター癖がある人であれば楽しめるかもしれません。
もっというと展示場の床なども変えることができます。
【★★★★☆】
基本的にはどんな人でも楽しめる設計だと思います。
ただ、「飽きずに」というポイントで見るとちょっと微妙かなと思ったので星を1つ減らさせていただきました。
ゲーム自体に誰かを排除するような要素はないのですが、誰でも楽しめるかというと偏る気がしています。
絵を描くことがもともと好きであれば、こうして自分で新しい作品を生み出すことに楽しみを感じられそう。
ただそうでない人からすると、楽しみ方があまりわからないような気がするのです。
私はどちらかというと後者なので、あまりハマることができませんでした……。
【★★★☆☆】
アプリのランキングでよく見かけるタイトルではあったのですが、万人受けするかというとちょっと微妙かなと思います。
芸術を楽しめる人であれば、今までにない作品を作って遊ぶことができるのではないでしょうか。
また逆に、自分で絵を描くのが苦手だからこのアプリで芸術を生み出すのが楽しい!という方もいるかもしれませんね。
もう少しやり込み要素だったり、ゲームらしいハラハラする展開だったりがどこかに入っていたらよかったかなと個人的には思います。
I Can Paintのようにクリアできないステージがほとんどないハイパーカジュアルゲームは他にもあります。
Acrilic Nails!やSkate Art 3Dなんかもそうなので、ペイント系のアプリに多いのかもしれません。
こうしたアプリが誰にでも楽しめるようになるには、描くものの自由さや、絵を描く部分以外での楽しみを追加していくことが大事なのかなと感じています。
例えば今回でいうと、I Can Paintはバケツで絵を描くこと以外のイベントはほとんど起こりません。
たまにVIP客が来ていつもと違う絵の具やバケツを使うことができますが、基本的なプレイは同じです。
絵を楽しめる人であればそれだけでいいのかもしれませんが、もっと多くのユーザー層を取り込むのであれば、ゲーム性のある内容を少し含ませてみるといいのかなと。
バケツを動かす速さを競うモードがあったり、描いた絵を使った神経衰弱ができたり……(いいアイディアかは置いといてくださいね笑)
モードの追加って意外と効果あると思うので、今後も考えていきたいなと感じました。
さて、次のアプリは何にしようかな〜。
ペイント系アプリについてもっと勉強したいので、良いアプリ探してみます!