■目次■
Rescue Cut(レスキューカット)とは株式会社ITI(Markapp)が開発したハイパーカジュアルゲーム。
ロープを切ることでキャラクターを脱出させるシンプルな脱出ゲームです。
そんなRescue Cut、世界でかなりの偉業を成し遂げており、巷ではちょっとした話題に。
そこで弊社開発のスマホゲームアプリ「Rescue Cut」について掘り下げてみることにしました。
Rescue Cutはリリースから約8か月後、Appstoreにて世界30か国で1位を獲得。
リリースから1年経った今もランキングで見かけるほどのロングセラーを誇っています。
ランキングだけでなくダウンロード実績も。
リリース後16ヶ月でアプリダウンロード2億を突破しているのです。
2億ダウンロードはハイパーカジュアルゲーム業界でもかなり大きな数字。
瞬く間にわが社が誇るヒットアプリへと成長していきました。
[追記]※2022年6月時点で3億ダウンロードを突破!
■プレスリリース
世界累計3億ダウンロード突破!なぞとき脱出ゲーム「Rescue Cut」自社開発のハイパーカジュアルゲームが、リリースから2年10か月で達成~ – 株式会社ITI –
遊び方や操作方法は至って簡単。
ゲームを開くと青いロープに縛られた主人公であるキャラクターが現れます。
この青いロープを指でカットし、キャラクターがドアまで無事にたどり着くことができれば脱出成功、つまりステージクリアとなるのです。
ステージが進むと画面上にクマやスナイパー、トゲのついた足場や爆弾などさまざまなお邪魔要素が出現します。
ロープを切る順番を間違えるとゲームオーバーになるので、慎重にカットしていく必要が。
時にはタイミングをはかってキャラクターを動かす必要があるステージも!
また、途中檻に入った別キャラクターを助けたり、動画を再生したりするとそのキャラクターを使ったプレイをすることも可能になります。
ステージを進めると楽しみ方の違う別モードでも楽しめますよ!
Rescue Cutはなぜここまで人気となったのでしょうか。
Rescue Cutの魅力について調査してみたいと思います。
当たり前のことかもしれませんが、ハイパーカジュアルゲームはゲームの内容がおもしろくなければヒットは見込めません。
その上で広告を調整したり、難易度やデザインを調整したりしてユーザーを増やしていくのです。
Rescue Cutはまずゲーム自身のおもしろさをクリアしたことがヒットの第一の秘訣。
指一本で簡単にプレイできるのに、ゲーム内でさまざまな体験をすることができます。
謎解き要素も含んだ当ゲームの魅力は、多くのユーザーの心を掴んだのです。
攻略法を調べる人も多く、多くのブログや動画でも取り上げられました。
一般的にハイパーカジュアルゲームなどの万人向けにリリースするアプリには、血や暴力的な表現が適さないとされています。
しかしRescue Cutでは脱出に失敗するとキャラクターから大量の血が。
このように血の描写がなされているアプリがヒットするのはなかなか難しいことなのです。
このグロテスクともいえる演出を和らげているのがキャラクターやデザインのポップさ。
柔らかく可愛らしいイラストデザインを使用しており、血などを使った表現が少し薄れる効果が見込めます。
このバランスはとても難しいところですが、ユーザーの反応を見ながら調整を進めることが大きな課題となるのです。
難易度調整もハイパーカジュアルゲームにとってはかなり重要な要素。
難しすぎても簡単すぎても離脱に繋がるので、細かい調整が必要となります。
Rescue Cutは最初こそステージ数が少なかったものの、アップデートによりどんどんステージ数を増加。
各ステージの難易度は調整に調整を重ね、プレイヤーが満足できるレベル感を作り上げています。
1ステージは30秒~1分程度でプレイできる簡単なつくり。
ポンポンと次のステージに進むことができ、テンポよくプレイできるのも魅力の1つといえます。
ハイパーカジュアルゲームにとってプレイ時間が長いのは致命的。
ちょっとした隙間時間にプレイすることを望むプレイヤーが多いため、ハイパーカジュアルゲームたるものプレイ時間は短くてなんぼなのです。
(もちろん2秒でプレイできるようなゲームで人気を出すのは難しいと思いますが…)
サクサクとプレイできて、それでいておもしろい。
そんなハイパーカジュアルゲームの醍醐味をRescue Cutはクリアしたといえます。
Rescue Cutについて散々語ってまいりましたが、重要なのはここから。
当アプリのようなヒット作を出し続けるにはどのようなアプリを開発すればよいのでしょうか。
私なりに考えたハイパーカジュアルゲームのヒットの秘訣をご紹介していきます。
今でこそ弊社の代表アプリとなったRescue Cutですが、最初から完璧なアプリだったわけではありません。
ここまで人気となったのは、ユーザーの反応を見ながら試行錯誤してきた時間があるからなのです。
広告1つにとっても、同じ広告を常に出し続けるわけではありません。
様々な形態の広告を試し、ユーザーの反応が良いものを追求しています。
自分が良いと思ったものでも、ユーザーの反応が悪いことは日常茶飯事。
至極当たり前のようで意外と割り切るのは難しいものですが、ここは徹底することをおすすめします。
Rescue Cutは「紐を使ったアプリがヒットしている」「人間を使ったアプリが反応良さそう」という情報を組み合わせてできたアプリ。
1つのアイディアだけでは他社のゲーム性を真似したようなアプリになる可能性も。
しかし2つのアイディアを組み合わせることで、オリジナリティのあるハイパーカジュアルゲームになるのです。
こうしたアイディアを収集するには、常にアプリストアのランキングをチェックするだけでなく、日常でアンテナを張って過ごすことが大切。
身近な行動やイベントがアプリのアイディアに繋がることはめずらしくないので、アイディア探しをする際はあらゆる事象に目を向けてみてください。
ハイパーカジュアルゲーム界ではグロテスクな表現はヒットの妨げとなるのではといわれていました。
しかし、こうしてRescue Cutは大ヒットを遂げています。
つまり意外な要素がヒットにつながる可能性を秘めているのです。
ハイパーカジュアルゲームを作るにあたって、アプリを作っては捨てるという作業が必要となります。
作ってみて反応が悪ければ即刻諦め、次のアプリ製作に没入する。
そうしたトライ&エラーを繰り返していくと、短いスパンでヒットするアプリに巡り合える確率が高くなります。
そのため、アイディアは多ければ多いほど有利。
これはだめだろうという勝手な既成概念がアイディアを殺している可能性もあります。
ユーザーの反応を見るまで、そのアイディアが秘めている可能性は無限大なのです。
ハイパーカジュアルゲーム業界はまだまだブルーオーシャン。
個人が初めて作ったアプリが何億も稼ぐなんてこともざらに起きる世界なのです。
必要なのはアイディアや根気。
デザインやゲーム性はシンプルなものが多いので、特別なスキルは必要ありません。
何が起こるかわからない業界だからこそ、夢があっておもしろい。
Rescue Cutのニュースが飛び込んでくるたび、その夢のある事業にワクワクしていました。
何が起こるか分からないとはいえ、ハイパーカジュアルゲームをヒットさせるためのノウハウはITIに少しずつ蓄積されています。
そうしたノウハウを使うことによって、ヒットするアプリを作る近道を歩くことができるのです。
また、ハイパーカジュアルゲームには広告が必須。
ネックとなる膨大な広告費はパブリッシャーと呼ばれる企業に任せることが可能であり、そうした費用面でのサポートやノウハウの提供を弊社で行っています。
Rescue Cutのようなヒットアプリがどこの誰から生まれるかは誰にもわかりません。
もちろん、これを読んでいるあなたである可能性もあるのです。