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ハイパーカジュアルゲームとは、老若男女誰にでも遊べるスマホ向けゲームアプリのこと。
言語によるチュートリアルを必要としないため、国籍や年齢なども問いません。
使う動作はタップのみなど、かなり簡単に操作できることが特徴です。
広告を掲載するメディアとしてもかなり注目されており、2018年には世界で最もダウンロードされたゲームジャンルの1つと言われるほど市場が拡大していきました。
この勢いは今もおさまらず、さらなる市場の拡大が見込まれています。
ハイパーカジュアルゲームの市場が大きくなっているということは、その市場に金銭的価値を見出している人が多いということ。
それもそのはず、ハイパーカジュアルゲームで成功すると億単位の収益が待っていることも少なくないのです。
その収益源のほとんどが広告収入。
アプリ内にあらゆる方法で広告を設置し、広告が再生されることで収益を得ています。
そのため、収益を上げるにはより多くのユーザーにダウンロードしてもらい、より長くプレイしてもらうことが重要なのです。
アプリ開発には専門的な知識や経験が必要なのだと考えている人が多いのですが、案外そうでもないもの。
特にハイパーカジュアルゲームはデザインやゲーム性を簡易的にする傾向にあるため、初心者でも開発しやすいジャンルであるといえます。
また、アプリ開発にはプログラミング言語が必須と認識している方は多いと思いますが、実は直感的にアプリを作れるツールなんかも。
プログラミング知識がないけどアプリを作ってみたいという方は、ぜひハイパーカジュアルゲームから挑戦してみてください。
もちろんプログラミング知識がある方は、言語などを使ったプログラミングも可能ですよ!
ここからは実際にハイパーカジュアルゲームを作る流れについてご紹介していきます。
ハイパーカジュアルゲームを作るために必要な工程はたったの4つ。
①アイディアを考える
②数ステージ制作する
③リリース&広告打ち出し
④修正&要素追加
1つずつ詳しくご紹介していきます。
まずはどんなハイパーカジュアルゲームを作りたいのか、アイディアを確立していく作業を行いましょう。
この工程をどう進めるかは人によって様々ですが、おすすめはまず様々なハイパーカジュアルゲームをプレイすること。
ランキング上位からプレイしてもいいですし、自分が作りたいと思っているアプリに近いジャンルのものをプレイしてもOKです。
他のハイパーカジュアルゲームをプレイすることで、どんな要素を用意すればいいのかが具体的になっていきます。
作りたいアプリのアイディアが固まっている場合はすぐに次の作業に移っても良いのですが、アイディアがまだない場合は企画出しが必要です。
ハイパーカジュアルゲームのアイディアは日常の様々な場面に潜んでいます。
朝起きて夜眠るまでの行動や、自分がワクワクすること、すっきりすることなどを思い浮かべ、何をゲームにしたら楽しいかを考えてみてください。
なんとなく作りたいアプリのイメージが定まってきたら、簡単な絵や文章におこしておくと今後の作業が進めやすくなりますよ!
仮でいいのでタイトルなども考えておくことがおすすめです。
アイディア出しが終わり、作りたいアプリのイメージがある程度定まったら早速開発に入ります。
まずはどのツールを使って開発を進めていくのかを決めておきましょう。
ツールによって必要な言語も変わるので、自分が習得している言語で作れるツールを選ぶと楽に始めることができます。
まだプログラミングの知識がほとんどなく、直感的に作りたいという場合はそれ用のツールを選ぶ必要があるので、まずはいろいろと見てみてください。
ハイパーカジュアルゲーム制作においてはUnityを使っている人が多いのですが、それ以外にも使いやすいツールはたくさんあります。
最初は様々なツールを見てみて、自分が扱いやすいものを探しておくと良いでしょう。
ツールが決まれば早速制作です。
アプリに必要な要素を追加していくのですが、ここで作り込みすぎないという部分には注意しておきましょう。
ハイパーカジュアルゲームをヒットさせるのに重要なのは、収益が上がりそうなアプリのみ力を入れていくということ。
つまり、リリースしても収益が見込めないアプリは捨てる覚悟で進んでいくことが収益化への近道なのです。
多くのパブリッシャーは、数ステージのみ作ったテストアプリをリリースし、ユーザーの反応を見ていきます。
そこでCPI(インストールにかかるコストで、安ければ安いほど良い)などの指標を見て、収益が見込めると感じたアプリのみさらに開発を進めていくのです。
そのため、この段階で時間をかけすぎることなく、まずは数ステージのみ作ってみてユーザーの反応を見るのがベスト。
ここである程度反応が良ければ、ステージやキャラクターなどを増やしてアップデートしていきます。
開発ツールについてはこちらも参考にしてみてくださいね!
②でかなり説明してしまったのですが、数ステージ制作した段階でリリースし、広告を打ち出します。
ハイパーカジュアルゲームは集客を広告に頼っているため、リリースした段階で広告を打ち出してユーザーの反応を見るのが通常の流れ。
ここで一定の成果を出す必要があるので、ゲーム内容だけでなく広告の打ち出し方にも力を入れる必要があります。
ユーザーは広告開始から数秒でダウンロードするか否かを判断するといわれています。
つまりほんの数秒の間にゲームのおもしろさやわかりやすさなどを詰め込まなくてはならないのです。
こうした広告動画に関しては、プロに頼むのも1つの手。
ハイパーカジュアルゲームのパブリッシングを利用する場合はパブリッシャーが広告を作成してくれる場合もあるので、ぜひ相談してみてください。
マーケティングやデータ分析なども任せることができますよ!
広告を配信しても成果が見られず、改善の余地なしと判断した場合はテストを継続せず、その時点で次のアプリ制作に頭を切り替える必要があります。
未練はあるかもしれませんが、早く収益化させたい場合はこの切り替えがとても重要です。
もちろん改善の余地があると判断した場合は、上がらない理由を検証しながら修正を加えて再挑戦してOKですよ。
リリース後の反応が良ければ、ここから本格的にアプリを制作していきます。
ユーザーの反応を見ながらステージなどを追加し、アップデートしていく作業です。
この作業は一度で終わるものではなく、何度も繰り返すもの。
ステージの追加や難易度の修正、キャラクター追加など様々な要素を追加してはユーザーの反応をチェックする必要があります。
リリースしたっきりというアプリもありますが、こうした地道なアップデートが新たなユーザー獲得やリテンションアップにつながっていくのです。
ハイパーカジュアルゲームの作り方についてご説明させていただきました。
アプリ1作目が大ヒットなんてこともあるのですが、そうでない場合は根気よくこのステップを繰り返していく必要があります。
アイディア出し→アプリ制作→リリース&広告→修正といった流れは基本のフローになるので頭に入れておいてください。
とはいえすべてをデベロッパーが制作する必要はありません。
頼れる部分は頼ることで、効率的にアプリを開発することができます。
先ほども軽く触れたのですが、ハイパーカジュアルゲームにはパブリッシング事業というものがあります。
開発したアプリをパブリッシャーに持ち込み、GOサインが出たものに関しては広告の制作や戦略、広告資金調達などをパブリッシャーに任せることができるのです。
こうした会社の事業をうまく活用することで、より早くヒットアプリにたどり着くことが可能だといえます。
今までほとんどゲームをしてこなかった、機械系に疎いゲーム初心者です。
ハイパーカジュアルゲームのことを知ってから興味津々^^
日々ハイカジュについて勉強中なので、お手柔らかにお願いします!
一緒に勉強しましょう~!