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スキマ時間で楽しめる手軽さとグングンハマってしまう中毒性が魅力のハイパーカジュアルゲーム。
「近年最もインストールされたゲームジャンルの一つ」として大きな注目を浴びています。
ヒットすれば億単位の収益を期待できることから、最近では「ハイパーカジュアルを作ってみたい!」という人もどんどん増えているんですよね。
毎日のように多くのアプリが開発されるので、残念ながらヒットせずに終わってしまう作品も少なくありません。
せっかく手間と時間をかけて開発するのなら、ヒット作品を作りたいですよね…!
成功するゲームをつくるためには、テスト&分析を繰り返し、失敗したポイントをあぶりだしていく必要があるんです。
良いハイパーカジュアルゲームの基準とは? 株式会社ITIのディレクターにインタビュー!
こちらの記事では、株式会社ITIのディレクターを担当しているWさんに、「ウケるハイパーカジュアルゲームの条件」についてインタビューしています。
ぜひ参考にしてくださいね。
ハイパーカジュアルゲームをヒットさせるためには、まず実践が第一。
勉強して知識をつけるのも良いですが、実際にアプリを開発し、テストと分析を繰り返すことで生きた知識を効率的に学べます。
頭の中でどれだけ素晴らしい作品ができあがっても、それがユーザーに受けるかはわかりません。
だからこそ、まずはプロトタイプ(試作品)として世に出し、基準を満たしたものを正式にリリース、満たなかった場合は失敗ポイントを洗い出し改善していく方法をとるのです。
テスト&分析を繰り返すことで、徐々にゲームのクオリティを上げていくわけですね。
ウケるゲームアプリを作るためには「ユーザー目線で考えること」が大前提。
「自分がユーザーだったらストレスなく楽しめるかな?」と考え抜くことが成功と失敗を分けるカギです。
ここからは、ハイパーカジュアルゲームで失敗しがちなポイントを解説します!
ハイパーカジュアルゲームの集客は、広告に大きく依存しています。
ゲーム自体のクオリティが高くても、広告が魅力的でなければユーザーはインストールしてくれません。
よくある広告の失敗はこちら。
ユーザーは広告が始まってから数秒でゲームの良し悪しを判断してしまいます。
そのため、最初の数秒でゲームの魅力をアピールしつくす必要があるんです。
「キャラクターを操作して障害物を避けながらゴールを目指す」、「凹凸のあるブロックを当てはめて綺麗に空間を埋める」などといったゲームの趣旨、ゲームを見事クリアできた時の報酬や爽快感。
そのゲームの魅力を短い広告の中で余すところなくアピールし、ユーザーを惹きつけることが大事なんです。
魅力的な広告のヒントはこちらの記事でご紹介しています!
→ハイパーカジュアルゲームの広告、それでいいの? ユーザー獲得には広告の内容と質が重要!
「ターゲットの絞りすぎ」もハイパーカジュアルゲームでよく見られる失敗です。
ハイパーカジュアルゲームの大きな強みは、市場規模の大きさ。
国籍や老若男女を問わないユーザー層の厚みが、莫大な収益を可能にしています。
プレイヤーを選ぶマニアックなゲームはヒットしにくいんです。
そのため、ハイパーカジュアルゲームでは万人ウケするアプリを開発することが大切。
万人ウケするゲームを作る為には、人を選ばない内容やジャンル設定、これまでゲームをしたことがない人にも「もっと続けたい!」と思ってもらえる絶妙な難易度設定が不可欠です。
ハイパーカジュアルゲームは集客だけでなく、収益も広告に依存しています。
ゲーム中に他社コンテンツの広告を流すことで、広告収入を得るわけです。
だからつい「広告をたくさん載せたい!」と考えてしまうんですよね。
しかし広告の載せすぎはユーザー離れの一因になります。
「せっかく面白そうなアプリだったのに、広告ばかり流れてくるやないかい!」と興味を削がれた経験をしたことがある方も多いはず。
インストール数を増やし、継続的にプレイしてもらうためには、広告の数や時間を最小限に調整しなければなりません。
ゲームの面白さは、ゲームの難易度とクリアした時の報酬、達成感や爽快感に大きく左右されます。
いわばアメとムチのバランス。
難しいステージを華麗にクリアしたにもかかわらず、報酬が何もなかったら…?
「やってられっか!」と投げ出してしまうユーザーもいることでしょう。
良いプレイをしたユーザー、難易度の高いステージをクリアしたユーザーには、「私ってすごい!」と感じられるような報酬やフィードバックを与えることが大事です。
手軽さやシンプルさがウリのハイパーカジュアルゲームにおいて、複雑な要素は致命的です。
操作方法が難解だったり、目的達成までの工程がやたら多かったり、複雑さや度を超えた難しさはユーザー離れの一因になります。
老若男女を問わないハイパーカジュアルゲームのターゲットにウケるためには、一目でゲームの目的や操作方法がわかるシンプルさが必要。
最初の1、2ステージをチュートリアルとして、操作方法を軽くレクチャーするのもおすすめです!
中毒性は、ハイパーカジュアルゲームの命運を決定づける重要な要素。
これがないゲームはすぐに飽きられ、ユーザーは離脱してしまいます。
クセになるデザイン、少し頭を使えばしっかりクリアできる適切な難易度設定、そしてサクサク進められるプレイ時間設定。
気付けば日課のようにアプリをいじってしまうような中毒性こそ、ユーザーを病みつきにするゲームの条件です。
ハイパーカジュアルゲームにおいてシンプルさや手軽さは大事。
しかし、極端に単調な内容は、ユーザーにとって退屈です。
ステージを進めても一向に難易度が変わらなかったら?報酬が変わらなかったら?
ハイパーカジュアルゲームの虫である筆者もさすがに飽きてしまうでしょう。
ユーザーに愛されるゲームには、シンプルさはもちろん、最低限のやりこみ要素も求められるんです。
「ステージを進めていくと障害物が増える」、「使用できるキャラクターが増える」など、ユーザーの「もっと先まで進めたい!」というモチベーションを刺激してくれる仕組みが必要です。
ハイパーカジュアルゲームの開発には、テスト&分析、そして失敗ポイントの洗い出しと改善を繰り返す必要があります。
企画やプログラミングも行わねばならない中で、リリースしたアプリの分析まで行うのは楽な仕事ではありません。
そこでおすすめしたいのが、パブリッシング事業。
これを利用すればゲームの広告費負担やマーケティング、市場分析やノウハウ共有など、あらゆる面でサポートを受けることができ、デベロッパーは開発に専念できるんです。
ハイパーカジュアルゲームの専門家と呼べるパブリッシャーは、ヒット作品を生み出す上で多いに役立つはず。
弊社も数々の大ヒット作品を生み出した経験を活かし、ゲーム開発のお手伝いをさせていただいています。
「ユーザーに選ばれるゲームアプリを作りたい!」という方は、ぜひ一度ご相談くださいね!
ユーザーに愛されるハイパーカジュアルゲームを生むためには、失敗ポイントの分析と洗い出し、改善の積み重ねが必要です。
ゲームアプリ開発の鉄則は「ユーザーファースト」。
ユーザー目線で時間を忘れてハマれるゲームを追求することが、ヒットアプリ開発に直結します。
この記事で紹介した失敗ポイントはどれも、ユーザーの満足度を大きく下げてしまうもの。
この記事を参考に、ハイパーカジュアルゲームの開発に役立ててください!